プロセスに価値を与える

「完璧主義」と聞くと、褒め言葉というよりは、自虐する時に使う言葉のように感じます。

大抵は、完璧を「求めすぎて」行動できなかったり、締切に間に合わなかったり。そんな「問題」を前提によく使われます。

「完璧主義」というのは、とても感覚的に分かりやすい言葉ですが、便利な言葉であるがゆえに、本質を隠してしまう側面があります。

「完璧主義だから」で失敗の原因の追求を終わりにしてしまえば、「本当はどうだったのか」が分からずにまた同じ失敗を繰り返すことにもなりかねません。


「完璧主義」と形容される、もしくは自分をそう形容する人の行動は、「結果」に焦点が強く当たっています。

行動一つ取っても、「こうすれば、こうなる」という様に、「こうなる」を常に見ようとしています。

だから、より良い「こうなる」を探るために、より良い「こうすれば」を探すことになります。

それはつまり、「正解にたどり着く入り口を、最初の段階で選ぼう」とする発想です。

現実問題、それはとても困難を極めるアプローチだと思います。

多くの「正解」や「成功」は、初めから計画され約束されたものではありません。

少しずつ調整し、その場その場で試行錯誤し、徐々に「良くなっていった」ものを、私たちは「正解」や「成功」とみなしています。

前提となるのは、「選ぶこと」ではなく、「選んだ道で試行錯誤する」ことです。

頭を捻らなければならないのは、「入り口を選ぶ」ことではなく、「入り口を通過した後の歩み方」です。

「行動力がある」と形容されたり、「要領が良い」と褒められたりする人は、きっとそうやって「結果」や「入り口の選択」ではなく、「過程」に強く焦点を当てています。

「より良い道の選択」ではなく、「選択した道をより良くする方法」に強く取り組んでいます。

「プロセス」に焦点を当て、「プロセス」に価値を見出す。

結果や入り口に焦点を当てる戦略よりも、大分楽に、大分理に適った方法で、様々なことに取り組めるはずです。

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ひばち
ひばち
「行動の整理」「モノの整理」「思考の整理」という3つの整理を主軸に、日々感じたこと、考えたことを呟いていきます。 タスク管理の勉強会 TaskFreaks!!主催。

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